資本主義の自己増殖(1)
資本主義は自己増殖を繰り返す。
沢山の人からお金を集め、そして事業を行う。ぐるぐるとお金を回しながら文明を発達させる。
つまり資本主義というのはお金を原動力として文明を発達させる。
そして、もう一つの重要な原動力。それは人間の欲望。どこまでいっても満たされることのない人間の欲望。
人間の性とお金という幻想を原動力に資本主義は成長する。
その先に一体何があるのだろうか?人は幸福になれるのだろうか?なんの為に僕らは生きているのだろう。なんのために命を削って文明に使役するのだろうか。
本当に人は働かないと食べていけないのだろうか?文明の進歩により昔よりも何倍の効率で農作物を育てることができるようになった。確実に収穫を行えるようになった。
その文明の恩恵はどこに行ってしまっているのだろうか?
それは人間の欲望が消費しているのだ。人は文明を進化させそして豊かになってもそれを欲望により消費する。まるでウロボロスのようだ。
おそらく行き着く先は無ではないだろうか。